薪を使って簡単焚き火料理にチャレンジ ~必要な道具やコツを紹介~

キャンプ道具

前回、三郷市にある「人アウトドアの専門 iLbf」で良質の薪を仕入れたので、早速先日のキャンプで念願の「焚き火調理」にチャレンジしてきました。今回は「初心者でも、手持ちの道具だけでできる簡単焚火調理」についてです、ご覧ください。

 

 

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初めての焚き火調理にチャレンジ

焚き火料理に必要な道具

出展:horiken2020

 

これまでキャンプでの調理は、炭火で肉や魚やピザを焼き、ツーバーナーでご飯を炊いたり、煮込み料理を作りといったいったスタイルでした。でもキャンプの回数を重ねるうちに、やってみたくなったのが「焚き火での調理」です。こういうスタイルなんてカッコイイですよね。(写真はilbfのインスタグラムからお借りしました。)

 

そらいろ
そらいろ

でも焚火料理って難しそう。本格的な焚火ハンガーや焚火グリルといった道具が無いとできないんじゃないの?

 

と思って二の足を踏んでいたんですが、他の方のブログやYouTubeをみていると、特別な道具が無くても薪をゴトク代わりにして焚き火調理ができるらしい。じゃあやってみよう。

 

今回用意した道具はこちら

  • 焚き火台(ユニフレーム ファイヤーグリル)
  • 焼き網(ユニフレーム ファイヤーグリルの付属品)
  • 針葉樹の薪3本(前回キャンプ場で買った残り)
  • 広葉樹の薪6本(iLbfで買った 櫻薪3本・榎薪3本)
  • モーラナイフ(焚き付けを作る用)
  • 火口にする麻紐や着火剤
  • チャッカマン
  • ダッチオーブン(ニトリ ダッチオーブン19㎝サイズ)
  • ピザ焼き器(マルカ レジャーパンらくらくピザ焼き)

 

いつもの焚火の用意とそれほどかわらない道具ですが、薪だけはゴトク用に使えるように直径10㎝ほどある大きく割った広葉樹のものを用意しました。ダッチオーブンとピザ焼き器は、どちらも我が家で愛用しているもの。格安なんですが、使い勝手はいいです。

 

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はじめは簡単なメニューから

 

次にメニューを決めます。焚き火調理は火加減が難しいので、初めのうちは火加減をそれほど気にしなくていいものがオススメ。そして材料は事前に切っておくなど、手際よく調理がすすめられるように準備しておきます。私は今回、ホッケの干物・もつ鍋・ピザにチャレンジしました。

 

火加減の調整が難しい料理は避ける。
材料はすぐ使えるよう、事前に切っておく。
キャンプで作ったことのある慣れた料理を選ぶ。

 

 

いつもの焚火台を使った焚き火料理の手順

①焚き火台の準備をする
まず地面に大きめの板や難燃性の布などを敷き、その上に焚火台を設置します。今回利用したキャンプ場では、焚火台の下に敷く板が準備されていたので、それを使用させてもらいました。

 

私はこれまで焚き火台を使っていたら地面にダメージを与えないって思っていたんですが、キャンプ場の芝を見てみると、四角く芝が枯れているところがたくさんありました。たとえ焚火台を使っていても地面からの距離が短いと輻射熱でのダメージが避けられないんですね。私も何か対策を考えようと思います。

 

②薪を準備する

まず焚火を始める前に、前回のキャンプ場で買った針葉樹の薪3本を使って、焚き付けと細めの薪を4本つくりました。

 

そらいろ
そらいろ

本当はもう少し細めの薪を作りたかったんですが、櫻薪にモーラナイフをあてて刃の上を太い薪で叩いてみるも、ナイフの刃が全くささらず断念しました。針葉樹の薪と違って、しっかり乾燥した広葉樹は固い! 手斧が欲しいです。

 

 

③薪に火をつけて熾火を作る

焚き付けや細い薪の量が少ないので、1回のチャレンジで太い広葉樹に火がつかなかったら、料理どころか焚火を楽しむこともできなくなってしまします。慎重に焚き付けと細い薪を組んで、いざ着火! うまく燃え上がったところで両端に太めの櫻薪を置いてみます。ドキドキしながら薪を見つめながら数分。太い薪にも一発で火が付きました! ilbfの薪さすがです。

 

 

中心の火の勢いが収まり熾火状態になったところで、両脇のゴトク代わりの薪の位置を調整し、調理できるようにセットします。

 

 

④調理と火の管理をする

中心の薪が熾火になったところで、網の上にホッケの干物ともつ鍋用のダッチオーブンを慎重にのせます。

 

 

ホッケ最高の焼き色( *´艸`) 初めてにしては上出来ですよね。アツアツのうちにホッケをいただいたところで、一旦ダッチオーブンを囲炉裏テーブルの上に移動。こういう時、熱い物でも載せられる囲炉裏テーブルは便利です。

 

 

 

この後ピザを焼くときに上火用につかう熾火を作るため、ここで一旦ゴトク代わりにしていた薪を燃やし、新たな薪を両端にセット。もつ鍋を作って食べている間に、熾火になるのを待ちます。もつ鍋は火が燃え盛っていても、少々吹きこぼれる程度で問題はありませんでした。

 

 

熾火ができてきたところでピザ焼きスタート。熾火はほとんどピザ焼き機の上に乗せたんですが、予想外にゴトク用の薪が燃え上がり、奥の方が高火力に。ピザ焼き器を回しながら30秒ほど火にかけただけでしたが、裏は見事にコゲコゲでした。一旦燃えている木を外すべきでしたね、火の調整むつかしい(;^_^A

 

 

ピザ焼き器を囲炉裏テーブルの上に移して上火だけでさらに1分ほど。ドキドキしながら蓋を開けると・・・

 

 

美味しそうにできました(≧◇≦) 今回は3品作ってみましたが、ピザの裏が焦げたくらいで、初めての焚火調理にしては上出来でした。

 

 

⑤焚火と美味しい料理を楽しむ

調理が終わった後は、料理を味わいながら、残った薪を燃やして焚火を楽しみます。今回はilbfの店長さんに伺いながら、『甘い香りの櫻薪』と『白い炎の榎薪』を用意してみたんですが、素人の私でもそれぞれ違いが感じられて楽しかったです。まず針葉樹から櫻薪に代えた時、明らかに香りが変わりました。これまで薪の香りを意識したことはありませんでしたが、木にはそれぞれ違った香りがあるんですね。

 

 

そして榎の炎の色が違うのは、熾火になった時に気が付きました。熾火の色が青白いんですね。薪によってほんとに色々な個性があっておもしろい。燃える速度は、櫻→榎→針葉樹の順に早い気がしました。「今度薪を買うときは、火持ちがいいブナやケヤキにしてみようかな。」なんて楽しみが広がります。

 

 

まとめ

初めての焚き火料理の感想は、

 

そらいろ
そらいろ

 とにかく楽しかった、焚火料理最高! 

焚き火は思った以上に火力が高く、弱火を作るのが難しかいんですね。でもあまり火を消しすぎてしまうと、次に火力を上げたいときに火が付かない心配があるし…。そんな中、今回初めての焚火料理が概ね成功したのは、「ilbfの薪」のおかげだと思います。iLbfの達薪は、火付きが良くて、一旦熾火になっても薪を足すとすぐに燃え上がってくれます。そしてゆっくりと落ち着いた火力で燃え続け熾火になっても長く火力を保てました。焚火調理の成功の秘訣は良質の薪です。初めて焚火料理にチャレンジする時は、少し高くてもよい薪を用意してみてくださいね。

 

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