冬の焚火は楽しい、でも大事な服に穴を空けたくない。そんな時に便利なのがコットン素材のポンチョやジャケットですよね。スノーピークやノースフェイスからは、難燃性のジャケットが発売されているけど結構お高い。巷で大人気のワークマン「綿かぶりヤッケ」は品切れ続出中。そんな中、DODから発売されたのが、ジャケットとしても寝袋としても使用でいる「ジャケシュラ」と「ポンシュラ」です。ちょうど焚き火用ジャケットと冬用シュラフをを探していた私は、思わず即買いしてしましました。ではレビューです、ご覧ください。
ジャケシュラの紹介
製品スペック
カラー | カーキグレー |
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希望小売価格 | オープンプライス |
収納サイズ | (約)W60×D22×H22cm |
重量(付属品含む) | (約)2.5kg |
材質 | 生地:コットン 中綿:ポリエステル |
推奨使用温度 | 5℃~ |
推奨身長 | ~175cm |
推奨ウエスト | ~90cm |
JANCODE | 4589946141368 |
出展:DOD公式
ジャケシュラの特徴
出展:DOD公式
ジャケシュラのコンセプトは、「ジャケットから寝袋に変形。防寒具や焚き火ジャケットとしても使える2WAY寝袋」です。これまでも人型シュラフは発売されていますが、上下を切り離せばジャケットになるという発想が面白いですね。では、ジャケシュラの特徴を詳しく見ていきましょう。
①行動時にはジャケットとして使用できる。
中央部分のファスナーを外せば、就寝前の行動時にはジャケットとして使用できます。ゆとりのあるシルエットなので、ダウンジャケットなど、通常のアウターの上から着ることができます。
②化繊ウェアを守る焚火ジャケットになる。
ジャケシュラは、表面の素材に燃えにくいコットン100%を使用しているため、焚き火ジャケットとして使用することで、ポリエステルやナイロンなどのシェルジャケットを穴あきから守ることができます。
③就寝時はシュラフとして使用できる。
足の部分のパーツを中央部分のファスナーでつなげることで、就寝時の寝袋として使用できます。
④ポンシュラと組み合わせることでさらに温かい。
「ポンシュラ」とは、DODから発売されているポンチョ型になるシュラフです。この2枚を重ねて使用することで、気温が低くても快適に利用できます。(重ねて使うシュラフは手持ちの封筒型シュラフでも代用できそうです。)
⑤テント型収納キャリーバッグが付属している。
ジャケシュラの収納キャリーバッグは、上部についたファスナーは大きく開く、テントの収納袋と同じ構造になっています。そのおかげで収納サイズの大きい、封筒型シュラフも簡単に収納することができて、車内などでスマートに収納できます。
⑥洗濯機で丸洗いできる。
洗濯機で丸洗いができ、清潔に保てます。洗濯表示は、「水温30℃を限度に、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる。」ですので、手洗いもしくはネットに入れてオシャレ着洗い/お家クリーニングモードでの洗濯になります。
細部を見てみよう
①生地
表面の生地は、柔らかく手触りのいい中厚のコットン素材です。防燃や防水の加工はされていないので、コットンとはいっても火の粉が直接あたると焦げる可能性はあります。内側の生地は、ベージュ色のネルシャツのような起毛素材で温かみがあります。
②上下をつなぐファスナー
上下をつなぐファスナーは、一方向のみに開閉できるシングル用ファスナーです。左脇の縫い目部分から接続できるようになっており、前から後ろへ向かってぐるっと回すように絞めていきます。接続部分をはめるのに少し手間取りましたが、ファスナーの動きはスムーズで噛み込みもなく、着用したまま接続することもできました。
③手首のマジックテープ
両手首には16センチのマジックテープが付いています。腕が少し長い場合や、腕部分からの冷気を防ぎたい場合に便利です。
④ポケット
ジャケットの腰部分には手がすっぽり入る大きさのポケットがあります。ポケットの入口にはスナップボタンがついているので、貴重品を持ち歩くのにもいいですね。
⑥収納が簡単なテント型収納キャリーバッグ
ジャケシュラの収納バッグは、テントに採用されている、横長の形状でファスナーで開口部が大きく開くタイプです。収納する時は、袖とフード部分を内側に折り込んだあと、頭側からクルクル巻くだけ。バッグが大きめに作られているので、圧縮しなくてもきちんと収まります。収納サイズは若干大きめですが、縦長の形なので車への積載がしやすそうですね。
実際に着てみた
身長174㎝肩幅広めのそらパパが着用した場合。ジャケットとして問題なく着用でき、寝袋だといわなければわからないほど違和感はありません。次にジャケシュラの中にベンチコートを着用してみましたが、肩まわりがきつくて腕が肩のあたりまでしか上がりませんでした。ユニクロのウルトラライトダウン程度の薄手の物やベストであれば問題なく着れそうです。細身の男性なら厚手のダウンジャケットでも着れるかもしれません。
164㎝でLサイズのそらいろが着てみると、ユニセックス仕様のためか女性には肩幅が広く、さらに生地に厚みがあるのでズトーンとした感じにはなります。でもゆとりがあるぶん、モコモコのダウンコートと重ね着することもできました。マシュマロマン感はでますが、スキー場でも大丈夫なくらい暖かいです。
身長110㎝の息子くんも着てみました。袖はかなり長いんですが、手首にマジックテープが付いているので、絞ればこんな感じで着ることができます。ちょうど足まですっぽり隠れる長さなので、ジャケット部分だけを息子くん用のシュラフにしてもいいかなと思いました。
実際に寝てみた
174㎝のそらパパが着用してみたところ、足先につっかえる感じはなく、普通の封筒型シュラフと寝心地はかわらないとのこと。推奨身長は~175㎝となっているので、180㎝以上の方だと厳しいかもしれません。
では次に外で試してみます。今週はキャンプの予定がなかったので、ベランダにポップアップテントを広げて「ベランピング」をしてみることに。
入口がフルオープンで奥がメッシュなので、外気温=テント内の温度です(;・∀・) 冷気を防ぐため床面にはイケアの折りたたみジムマットを敷いています。この日の最低気温は7度で、この季節にしては少し暖かい。では検証開始。
最初はジャケシュラだけで寝てみました。内側の生地が起毛素材で肌触りが良く暖かいです。ただ袖から出てしまう手先の部分と、下半身や足先はやや冷たく感じました。次に我が家で使用している「コールマン ファミリー2in1/C5」と重ねてみました。今度はぬくぬくで快適。上半身は暑いくらいで胸から下だけ2枚重ねにしてちょうどいい感じでした。ポンシュラや3シーズン用の封筒型シュラフと重ねれば、暖房なしで5度くらい、電気毛布や湯たんぽがあれば0度くらいまではいけそうだと感じました。(体感温度には個人差がありますので、これはあくまで私個人の感想です。)
気になる点
①足先の部分にファスナーがない。
ジャケシュラの足先部分は完全に袋状になっています。足先の部分にもファスナーがあれば、寝袋として使用した時の温度調整ができたり、寒い時には裾部分も付けたまま、焚火用ロングジャケットとして使用できてさらに便利だと思いました。
②手先がしまえないので
ジャケシュラの袖は、大人がジャケットとして使用した時にちょうどよい長さですので、寝るときは手首から先が出た状態になり、手先が冷たく感じます。赤ちゃんのカバーオールのように、折り返せば袋状になる工夫があってもよかったかもしれません。
③収納キャリーバッグは洗濯不可
寝袋は洗濯可能ですが、シュラフの表面と同じ生地で作られた収納キャリーバッグは洗濯不可となっています。印刷部分がはがれやすいんでしょうか?
まとめ
DODのジャケシュラは、焚き火用ジャケットとして使用しても、寝袋として使用しても十分な実力を発揮してくれる便利な商品で、初めての冬キャンプに向けて装備を揃えたい人には打ってつけです。手頃な価格なので、焚き火の臭いのついた服のまま寝るのはちょっとという方は、焚火用ジャケットとしてだけ利用してもいいと思います。今大人気の冬キャンプ、屋外でもテント内でも暖かく過ごせる「ジャケシュラ」、オススメです。
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