テンマク ウッドストーブ専用パイプオーブン 薪ストーブオーブンでキャンプ料理をグレードアップ

キャンプ道具

冬キャンプは、他のシーズンに比べてテントの中でゆっくりとすごす時間が多くなりますよね。そんな時にはぜひキャンプ料理に力を入れたいものです。特に薪ストーブをお持ちの方なら、ぜひ挑戦して欲しいのがオーブン料理。薪ストーブで煮込み料理を作りながら、オーブンでピザやパンを焼く。そんな夢を実現してくれるのが、tent-Mark DESIGNSから発売された、「ウッドストーブ専用パイプオーブン」です。今日はこのオーブンを実際に使用した、使用感をレビューしたいと思います。

 

スポンサーリンク

テンマクデザイン ウッドストーブ専用パイプオーブン

仕様

Mサイズ (ウッドストーブM専用です。Sサイズ、Lサイズには取り付けられません。
■適応パイプ直径:63mm
■素材:本体・ブラシ/ステンレス304
■使用時サイズ:(約)L:260×W:220×H:220mm(パイプ継ぎ部含まず)
■総重量:(約)5.72kg
 

LサイズウッドストーブL専用です。Sサイズ、Mサイズには取り付けられません。
■適応パイプ直径:89mm
■素材:本体・ブラシ/ステンレス304
■使用時サイズ:(約)L:315×W:280×H:280mm(パイプ継ぎ部含まず)
■総重量:(約)8.1kg

おすすめポイント

①気軽にオーブンが使える
普通のキャンプでは、料理をするためにツーバーナーを設置したり、バーベキューコンロで炭を熾すなどの手間があります。でも薪ストーブとオーブンがあれば、湯沸かしや煮物は薪ストーブの天板。パンや肉のローストはオーブンで行うことができます。薪ストーブの火を眺めながら、ゆっくり煮込み料理やオーブン料理を楽しむのは憧れですよね。もちろん使わない時もそのままでよいので、ちょっとパンを温めたい時などに気軽に使えるのもうれしいです。

 

②簡単に設置できる
テンマクデザインのパイプオーブンは、上下に煙突との接続パイプが付いているので、設置は上下の煙突に差し込むだけ。サイズがあった煙突であればバランスを崩すこともありませんでした。ただ重量がありますので、薪ストーブの足のペグダウンと煙突上部のロープ固定は行う方が良いと思います。

 

②温度計で庫内の温度が一目でわかる
オーブン料理は温度管理が大切ですよね。薪の火加減で温度調整をする薪ストーブオーブンは、特に火加減の調整が難しいです。一目でオーブン内の温度がわかる温度計はとても便利。またオーブンを使用していない時でも、ストーブ内の温度が把握しやすいので助かります。

出典:テンマクデザイン公式

 

④掃除がしやすい工夫
ウッドストーブ専用パイプオーブンは、前面のオーブン用ドアの他に、後方に掃除用のドアがもう一つあります。こちらのドアを開けると薪ストーブの煙が通る側面を掃除しやすくなります。オーブン用掃除ブラシも標準装備されています。(このブラシですが、本体裏側のドアを開けた中に差し込まれていますので、使用前に取り出さないと真っ黒になってしまいます。)

出典:テンマクデザイン公式

またオーブン庫内には、汁受け皿が準備されているので、パンくずや肉汁がこぼれても簡単に掃除することができます。

出典:テンマクデザイン公式

 

ちょっと気になるポイント

①収納サイズが大きい
薪ストーブオーブンの購入を検討する時に、最も気になるのが積載の問題だと思います。テンマクデザインのパイプオーブンは、接続部分も含めると縦の長さが26~31.5㎝と長いのでそれなりに場所を取ります。例えば尾上製作所のコンパクトピザオーブンであれば、本体サイズ:37.5 x 29 x 13cmで縦横はパイプオーブンより大きいものの、高さが13㎝と低いことで収納がしやすい印象です。

 

②庫内の横幅が狭い
最も気になる点が庫内の横幅の狭さです。下の画像は「ウッドストーブ【M】専用 パイプオーブンM」の物ですが、横幅が15.5㎝しかないのでピザ一枚をそのまま焼くことは難しいです。

出典:テンマクデザイン公式

私の使用しているパイプオーブンLサイズでも横幅が18.5㎝で、ニトリスキレット19㎝は入りませんでした。(15㎝なら入りそうです。)奥行きと高さあるので、パウンド型などは入ります。 ピザを焼くだけなら、コンパクトピザオーブンがお勧めですが、パイプに設置することで常時使用できる気軽さと使用用途の広さではパイプオーブンに軍配が上がりそうです。

 

煙突の温度調整としての役割

私が薪ストーブの購入に合わせて、パイプオーブンの購入を検討したもう一つの理由が、煙突の温度上昇の抑制に対する効果への期待でした。テント内での薪ストーブの使用は自己責任ですが、その大きな理由の一つに煙突と接触した幕が燃えるリスクが挙げられます。煙突ガードや幕よけをしっかりと作ることももちろん大切ですが、そもそもに幕に接触する部分の煙突の温度が低いに越したことはありません。パイプオーブンを煙突の途中に挟むことで、熱を逃がす面積が増えれば煙突温度が下がるのではないかと考えました。実際パイプオーブンを挟んだ上下の煙突温度を測定したところ、下部が189度に対して上部が102度と、一定の効果はあるのではないかと思います。

ただ幕の天井高が低いと逆にパイプオーブンが幕に接触してしまい危険ですし、一概に幕よけ効果での使用をおすすめできるものではありません。

 

テンマクデザイン ウッドストーブ専用 パイプオーブンは、絶対に必要なキャンプギアではないけれど、あると冬キャンプが絶対楽しくなるキャンプ道具です。車の積載に少し余裕があるウッドストーブユーザーなら、手に入れて損はない商品です。またウインナーウェル ノマドビューとも互換性がありますので、そちらのユーザーの方にもおすすめです。パイプオーブンで冬のキャンプ料理を楽しんでみてはいかがですか。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
キャンプ道具
スポンサーリンク
そらいろをフォローする
そらいろキャンプ

コメント

タイトルとURLをコピーしました