ちょうど冬将軍がやってきて、東北や北海道では大雪なんてニュースも流れる中、ずっと行ってみたかった有野実苑オートキャンプ場に今年最後のキャンプに行ってきました。日曜日の静かなキャンプ場で、舞い散る落ち葉の下でゆったりと流れる時間。平日キャンプ最高! 有野実苑最高! ではキャンプレポをご覧ください。
有野実苑オートキャンプ場で息子くんとデュオキャンプ
そらいろ財布を忘れる
今週は土曜日に息子の学校行事があったので、月曜日が振り替え休日。それなら普段予約が取りにくいキャンプ場に行ってみようということで、ずっと気になっていた有野実苑の予約を取りました。日曜日の朝からゆっくり用意をはじめ、自宅を出たのは9時半。本当ならキャンプ場の近くで買い物をしようと思っていたんですが、もう近所のスーパーが空いている時間だったので、買い物を済ませてからでかけることに。スーパーの駐車場に入って、財布を探すものの…
やばい、財布がない‼
このまま高速に乗っていたら、どうなっていたんだろう(;’∀’)
ママしっかりしてよ(# ゚Д゚)
いやほんとにやばかったんですよ! 買い物に寄らなかったらキャンプ場まで行って、キャンプをせずに引き返すという最悪の事態でしたから。今回も前途多難なデュオキャンプの予感です。
高速道路の分岐や合流って怖くないですか?
自宅に財布を取りに帰り、気を取り直していざ出発! 埼玉東部のそらいろの自宅から有野実苑に行くには、外環自動車道から東関東自動車道に入り、酒々井ICで高速を降りて下道を20分ほど走ります。今回有野実苑に決めたのには、この高速道路の合流や分岐の少なさも1つの決め手だったんですよね。普段は高速道路の運転をそらパパに任せきりのそらいろ、首都高速自動車道みたいに合流や分岐を繰り返す高速が大の苦手なんですよね。だから神奈川や山梨方面にデュオで出かける勇気がまだないんです(;^_^A 甲信越って素敵なキャンプ場がいっぱいあるので早く高速道路の運転に慣れて、いろんなキャンプ場に出かけられるようになりたい!
ここが噂の有野実苑
キャンプ場に到着すると、ネットでよく見かける看板と木の妖精さんがお出迎えしてくれます。
土曜日に宿泊した方のチェックアウトの時間なのか駐車場がいっぱい、第2駐車場に車を停めて受付に向かいます。場内のほとんどの木は紅葉を終えて葉を散らし始めている中、もみじだけは真っ赤に色づいていて、いい雰囲気ですね。
写真を撮っていたらスタッフの方が声をかけてくださって、
ついこの前まで紅葉が見頃だったんですよ。今度は紅葉がきれいな時にも来てくださいね。
とスマホで苑内の紅葉の写真を見せてくださいました。紅葉素敵です、そして気さくなスタッフの方はもっと素敵です(*^-^*)
木々で仕切られたプライベート感のあるサイト
受付を済ませて、今回利用させていただくA12番サイトに向かいます。坂道の途中に作られたこちらのサイトは、管理人さんのいるお風呂受付や遊具広場に近い場所ながら、5m程の間口以外はすべて木々で囲まれているプライベート感のあるサイトです。前の道路から見るとこんな感じ。
道路沿いの茂みがいい目隠しになっています。隣のサイトとの間にも植え込みと50㎝ほどの段差があるので、そちらもそれほど気にならないですね。変則的な形のサイトなので大型のテントは張りにくそうですが、今回はアスガルド7.1なので問題ありません。ではサクッと設営しちゃいましょう。
このサイトの雰囲気は、今年利用したキャンプ場の中では最高!
息子くんの収穫体験! 自然薯って畑で獲れるの?
のんびり設営をしていて、ふと時計をみるともう13時15分! 13時30分から収穫体験があるので、息子くんと急いでセンターハウスに向かいます。受付で今日体験できる野菜を確認し、にんじん12本と自然薯の収穫体験を申し込むことに。
息子くんはニンジンの収穫体験をすごく楽しみにしていたんですよね、畑に向かう道でも
ニンジン!ニンジン!まだかなぁ~♪
ニンジン畑につくと、スタッフのお姉さんからニンジンの抜き方のレクチャーを受けます。ではいよいよ抜きますよ。ニンジンの根元を両手でしっかり握って、真上に引き上げると
抜けたー! 斜めに引っ張ると葉っぱがちぎれるので、真上に引っ張るのがポイント。葉っぱがちぎれたら、手で土を掘って抜きます。それもまた楽しい(^_-)-☆
自然薯は、このシートの下に埋まっています。スタッフのお姉さんが準備してくれた場所を、土に埋まったパイプが全部見えるところまで掘ります。
そしてパイプをひっくり返すと、そこにこんなに大きな自然薯が! 1mくらいあるんじゃないかな。普通は山で獲れる自然薯がこんな風に栽培されているんですね。麦とろにするのが楽しみ(@⌒p⌒@)ジュルッ♪
自然薯は量り売りです。今回のお芋は…
なんと1.1㎏もありました。お値段はちょっとおまけしてもらって2000円。ネットで調べたら1㎏前後3500円くらいで売られているので、収穫体験もできて本物の自然薯が食べられると思えばお得!
飴細工造りを見学。でもここでも事件が
収穫体験が終わると、センターハウス前に人だかりができています。のぞいてみると、
飴細工の実演販売でした。目の前で飴の塊りが、みるみるうちに龍に姿をかえます。息子くんもまるで魔法のような手さばきに目が釘付け、興味津々の息子くんのためにお土産に白鳥の飴細工を1本300円で購入しました。大喜びの息子くん、白鳥を持上げようとした時うっかり手が滑って白鳥が床に転落、粉々に(ノД`)・゜・。 今にも泣きだしそうな息子くんを見て職人さんが、
すぐ新しいの作ってあげるからね。せっかく楽しみに来てくれたのに残念な気持ちで帰ってほしくないから。
もう神対応すぎ。料金払いますって言ったけど、
いいんですよ、ここにはこどもの喜ぶ顔を見るために来ているから、料金も普段よりかなり安くしているんです。
飴細工のお姉さん、ほんとうにありがとう。
お土産にもう一つ別の飴細工を購入して、機嫌の治った息子くんとサイトに戻ります。
落ち葉で焼き芋って意外とむつかしい
サイトに戻る頃には小腹が空いてきたので焼き芋を作ることに。今回は苑内に山ほど落ち葉があったので、落ち葉を燃やして焼き芋を作ってみましょ。ではレッツクッキング!
まず初めに登場するのがこちら、ファイヤースターター。
10月に購入してから、キャンプのたびにチャレンジしているものの、いまだ成功していないんですよね。だいたい火花が火口に燃え移ってもすぐ消えてしまって、焚き付けに燃え移らない。そこで今回は新兵器投入。
100均で売っている化粧用コットンをアルミホイルで包んだものです。そして大量の枯草や枯れ枝で作った焚き付けもセット。
いざ! シャッシャッ… ボワッ?
コットンの火口すごい!1発で着火成功!!
コットンの火口良いです。火付きもいいし、火がついてから30秒くらい燃え続けるので、焦らず焚き付けの下にセットできます。動かすときはやけどしないようにアルミホイルの部分を持ってくださいね。この後上から枯草をのせると、無事に燃え上がりました。初めてファイヤースターターにチャレンジしてみようという方にお勧めの方法です!
燃え上がったところで少しずつ落ち葉をくべていきますが、落ち葉って一瞬で燃え尽きるんですね。買い物袋いっぱいの落ち葉を投入するも、あっという間に灰になってしまい、慌ててサイト内にある落ち葉を集めて追加投入するも追いつかず、あえなく鎮火(>_<)
落ち葉炊きをしようと思うなら、ゴミ袋3袋くらいの落ち葉を事前に集めておかないとだめだね。
ということで、再度焚き付けを組んで着火。今度は焚火台の端の方に薪を2.3本入れて火を維持しながら、反対の端の方に灰を集めてそこに芋を埋めました。
オシャレとは程遠い、生活感あふれるサイトからお届けしています。椅子の横にある黄色いかごには、有野実苑で買った薪が入っています。針葉樹の薪ですが、1ボックス800円でたくさん入っているのでお得ですよ。今回は息子くんも火遊びに目覚めたようで、火吹き棒でフーフーしてみたり、火ばさみで落ち葉をくべてみたりして楽しそうに遊んでいました。もうそろそろいいかなぁ?
最高の焼き芋でした。前回のキャンプの時に産直市場で買った「鳴門金時」を使ったんですが、甘くてねっとりしていてほんとに美味しかった。 安納芋に近い味で、サイズは大きめなので焼き芋にちょうどいい感じ。
ねっとり派の方には「鳴門金時」おすすめです。
夕食は焚火で「ローストチキンもどき」
オヤツの後、息子くんと「きのぼり広場」に行って遊んだり、苑内を散策しましたが、あっという間に日が傾いてきます。そろそろサイトに戻って夕食づくりに取り掛かることに。今日の夕食はクリスマスを意識して「ローストチキンもどき」。ほんとはチキンレッグが欲しかったんだけど、まだ売っていなかったので手羽先と手羽元で代用です。
①チキンにしっかり目に塩コショウをして、ニンニク、ローズマリーなどのハーブ、オリーブオイルと共にジップロックに入れて揉み込み、2時間以上置きます。ここまでは自宅で仕込んでおくと楽ちんですね。
②ダッチオーブンに厚手のアルミホイルを敷いて、その上に大きめに切ったジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを敷き詰めます。その上に①の鶏肉やニンニク、ローズマリーを載せて蓋をします。
③炭火や焚火の上にダッチオーブンをセットし、上火7下火3くらいの火加減で20分ほど蒸し焼きに。
そして出来上がったのがこちら。8インチのダッチオーブンに無理やり詰め込んだので鶏がギューギューで見た目は微妙だけど、ちょうどいい焼き加減で大成功!
さっき息子くんが収穫したニンジンもホクホクで美味しそう( *´艸`) 溶かしたチーズを絡めて頂きままーす。
夜9時には0度台の寒さ
寒くなってきたので、テント内のセラミックヒーターをオンにして、息子くんにはひざ掛け用電気毛布を。私は先日買ったジャケシュラを着こんでみます。これ意外とあったかい、ヒートテックとハイネックセーターとジャケシュラだけでヌクヌクです(#^.^#)
そうだ、温度計を出してみよう。今気温は何度くらいなんだろう。
こちらも先日購入した、屋内と屋外の気温が同時に計測できる温度計です。横に並べているのはこれまで使っていた、温度計付きの時計。
誤差を確認するため温度計はすべて同じ場所に置いてみました。1度程度の誤差はあるものの、
え?! 0度前後ですってΣ(・ω・ノ)ノ!
全然自覚はなかったんですが、かなり冷え込んでいたんですね。そろそろ片付けをして、テントの中に入りましょうか。テント内はセラミックヒーターを着けていたので外よりかなり温かくなっています。実は、前回の奥日立きららの里でアスガルド7.1を利用した時、セラミックヒーターをつけても今一つテント内が温まらなかったので、今回はちょっと工夫してみたんです。
アスガルド7.1は、天井にある3カ所のベンチレーションを閉じることができません。ここから温かい空気が逃げて行ってしまうんですよね。石油ストーブを着けているときは、換気のためにベンチレーションは大切になりますが、暖房効率の低いセラミックヒーターのみの場合換気効率が高すぎて寒くなってしまうんですよね。そこで今回はこのベンチレーションにそれぞれ畳んだタオルを1枚ずつ詰めてみました。完全にベンチレーションをふさいだわけではありませんが、程よく換気効率が下がってテント内の温度は10度以上に維持されています。
あとはホットカーペットを弱で使用し、息子くんはジャケシュラに電気毛布、私は夏用のダウンシュラフに化繊の封筒型シュラフを重ねて休みました。夜はおおよそ室内12度・室外0度でしたが、寒さで目が覚めることはなく、息子くんも私も安眠できました。我が家のような軽装でも、1000wの電源サイトであれば冬でもキャンプできそうです。
ちなみに朝、温度計で最高気温を最低気温を確認してみましたが、肝心の最低気温が…
”Lo”って、はかれてないやん!
温度計の検証は次回にもちこしです(笑)
シングルバーナーがドロップダウン
昨夜よく眠れたので、朝の目覚めはバッチリ。夜更かししていた息子くんはまだ夢の中です。冷たい空気の中、シングルバーナーでお湯を沸かしてコーヒーを入れましたが、ここで初めてドロップダウンを経験。シングルバーナーから「キュー」という音がして火力が低下。手でボンベを触ってみるとヒエヒエです。試しに両手でボンベを握って温めると、音が消えて火力が上がります。コーヒーを入れるくらいなら手で温めながらで問題ないけど、料理するのはちょっと厳しいかな? ごはんを炊いて自然薯の麦とろごはんを食べようと思っていましたが、家に帰ってから家族みんなで食べることにしました。
やっぱり来年まで待って、新しくSOTOから発売されるパワーブースター付きのシングルバーナーを買うべきだったかな。
気を取り直してコーヒーをすすりながら、椅子に体を預けます。月曜日のキャンプ場の朝はとても静かで、私にとっては最高に贅沢な時間でした。
息子くんカメラに目覚める
私が撤収作業を行っていると、息子くんがやっと起きだしてきました。パンと牛乳で朝ご飯をすますと、椅子に置いてあった私が使っているカメラを手に取り、
ママのカメラ使ってもいい?
上の空の写真も息子くん撮影です。こどもの感性には驚きますね。木の幹はよほど気になったのか、20枚くらい撮影してました。こういうのを見ると、こどもが何にを美しいと思い、何に興味を持っているのかがわかって興味深いですね。
Dサイトには木登りのできる遊具
10時30頃には撤収を終えてチェックアウト。まだ少し時間があったので、Dサイトを見学させていただきました。こちらのサイトはABCサイトより1区画のサイズが少し広い感じですね。真ん中には、ツリーハウスのような見晴らし台があって、木を登って展望デッキに上がるようになっています。ずっと木登りをしたかった息子くんは、早速チャレンジして楽しんでいました。
帰り道も大きな渋滞はなく順調。酒々井アウトレットに寄りたかったんですが、今回は無理せず真っすぐ帰宅することに。
まとめ
今回のキャンプは、いきなり財布を忘れ、飴細工が割れて、気が付けば気温が0度を下回り、シングルバーナーがドロップダウン。いろんなトラブルはあったものの、「この時間がずっと続けばいいのに…」っておもうくらい大満足の冬キャンプでした。雰囲気抜群の有野実苑オートキャンプ場はリピート確定。今回見学させてもらうのを忘れましたがソロサイトもワイルドで良い感じ。冬の間にぜひもう一度お邪魔したいと思います。
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