5月後半の土日。キャンプの予約は入れていなかったんですが、天気予報を見ると30度以上の夏日予想、しかも晴天らしい。海はまだ海開き前だし、「そうだ、川に行こう!」ということで川遊びのできる近場のキャンプ場に行くことにしたんですが、空前のキャンプブームの昨今。前日に探して、空いているキャンプ場なんてなかなかありませんよね。そこで今回は、以前から気になったいた無料キャンプ場である、「巾着田キャンプ場」へ遊びに行ってきました。
巾着田キャンプ場の紹介
巾着田の基本情報
電話:042-982-0268
利用料:無料
駐車場料金(1日当たり):普通車500円 二輪車100円
チェックイン:なし
チェックアウト:なし
営業期間:9月1日〜10月中旬・年末年始(12月28日〜1月3日)を除く、通年
ベッドの同伴:可
巾着田への行き方
巾着田へは、首都高速道路5号池袋線から東京外環自動車道へ入り、大泉JCTから関越自動車道新潟方面へ進みます。鶴ヶ島JCTで圏央道に入り八王子方面へ。狭山日高ICで高速を降り、県道397号線に入ります。狭山日高IC西交差点を右折して県道262号線に入り、上鹿山交差点を右折して県道30号線を進み、猿田交差点を左折して県道15号線を進むと巾着田に到着します。高速を使えば、東京駅から90分程度です。
巾着田の施設紹介
巾着田とは、日高市内を流れる高麗川の蛇行によってできた、直径500mほどの川に囲まれたエリアをさすようです。巾着田には、日高市が管理する巾着田曼殊沙華公園及や巾着田河原があり、巾着田河原はキャンプやバーベキューで自由に利用することができます。河原の利用料は無料ですが、併設する駐車場の利用料のみ必要になります。9月1日から10月中旬は、巾着田曼殊沙華公園の彼岸花見学の為、キャンプやバーベキューでの河原の利用が禁止となります。
巾着田河原(巾着田キャンプ場)
巾着田河原は、大小の石や砂のフィールドが1㎞以上にわたって広がっています。河原の好きな場所にテントを張ることができますが、トイレや駐車場に近い場所は特に人気で、私が利用した5月の土日には、水辺から駐車場下の歩道の間に2~3段にテントやタープの列が並んでいました。
高麗川
川の深さや幅は季節によって変わりますが、5月下旬の訪問時には、大人の足首程度の浅瀬が多く、奥側のやや深い場所でも膝程度の深さでした。また流れも緩やかなので、2歳の娘でも安心して遊ばせることができました。また川の周辺では、網でトンボやカエル、小さな魚を捕まえて遊ぶ子供の姿も見られました。
駐車場
巾着田には、200台分の有料駐車場が併設されています。利用料金は1日(入庫から夜12時まで)で自動二輪車100円/普通自動車500円/大・中型バス3,000円です。夜12時を過ぎると料金が自動で加算されますので、1泊2日のキャンプの場合、駐車料金は1,000円になります。
トイレ・炊事場
巾着田には、3カ所のトイレ(第1駐車場奥側・臨時駐車場・管理事務所)と2カ所の炊事場(第1駐車場奥側・臨時駐車場)があります。
1.トイレ
駐車場奥側のトイレは全て洋式で、多目的トイレはウォシュレットもあります。掃除が行き届いており、たくさんの人が利用するわりには汚れは少なく綺麗でした。
2.炊事場
トイレ棟の右側には、洗い物のできる蛇口が3個あり、食器等を洗うことができます。トイレ棟の左側にも水道はありますが、そちらは「洗い物には使用しないでください」との注意書きがありました。キャンプやバーベキューの利用者に対して、洗い場の数が圧倒的に少ないので混雑しますが、シンクの汚れや生ごみの放置はあまり見られず、利用者のマナーの良さが光っていました。
巾着田曼殊沙華公園
出典:日高市巾着田公式サイト
巾着田利用時の注意点
直火禁止
巾着田では、直火は禁止されています。しかし実際は、河原の所どころで放置された炭や焼けた石などが見られました。巾着田は炭捨て場がないので、火の完全に消えていない炭の処理に困るのかもしれませんが、そのまま放置するのも、河原に埋めるのもNGです。炭や薪は水で完全に消化してからゴミ袋に入れるか、日消壺に入れて持ち帰りましょう。
ゴミは持ち帰り
巾着田には、ゴミ捨て場やゴミ箱はありません。ゴミは灰や生ごみも含め、全て持ち帰りとなります。ゴミ袋やごみ箱を必ず持参し、全てのゴミを持ち帰りましょう。
河原への車乗り入れ禁止
巾着田河原は車の乗り入れが禁止されているので、荷物は駐車場から手で運ぶ必要があります。駐車場に近い場所に設営した場合は、駐車場から河原に続く斜面に数カ所作られた階段を使って手で運ぶのが効率が良いです。また駐車場の一番奥側にはスロープになった場所があるので、河原手前の遊歩道までは持参したカートを使って運ぶこともできます。
大きな音の出る花火や大音量の音楽は禁止
出典:写真AC
巾着田付近には民家がありますので、住民の方への配慮として、大きな音での音楽や音の出る花火(ロケット花火、打ち上げ花火)が禁止されています。
ドローン使用禁止
出典:写真AC
巾着田内における小型無人飛行機の飛行は、他の来園者へ危害を及ぼすおそれがあるため禁止されています。
ルールを守って楽しいキャンプを
巾着田は、突然キャンプに行きたくなった時でも予約なしで利用できる貴重なキャンプ場です。しかも無料であるにもかかわらず、トイレや炊事場等の設備は新しく、綺麗に掃除がされていて誰でも気持ちよく利用できます。川のせせらぎや木々からの木洩れ日に癒されるもよし、トンボやカエルなど自然の生き物と触れ合うもよし。巾着田は、「何もないことを楽しむ」本来のキャンプができる貴重な場所です。あなたもキャンプ場を予約していない週末、ふらっと巾着田に遊びに行ってみてはいかがですか。
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