軍幕やパップテントをもとにテンマクデザイン(tent-Mark DESGINS)が商品化した炎幕は、ソロキャンパーの圧倒的な支持を得て、これまで様々な進化を遂げてきました。特にサイドフラップを備えた炎幕DXは、武骨な見た目とタープ兼用として使用できる実用性で、多くのキャンパーの今も愛されています。そんな炎幕シリーズが、2020年冬さらなるリニューアルをとげるとの情報が! 今日は展示会にお伺いしてチェックしてきた、「炎幕TC DX」「炎幕DX ver.2」「大炎幕FC」「炎幕の前幕」「大炎幕の前幕」について詳しくお伝えしたいと思います。
炎幕シリーズがリニューアル
①素材がコットンとTC素材(ポリコットン)の2種類に
これまで炎幕シリーズのフライシートは、オールコットンのモデルと、ひさし部分がコットンで側面と背面がポリエステルというハイブリッドモデルがありました。この素材が今回見直され、コットン素材とTC素材(ポリコットン)というシンプルな構成に変更されています。またスカート部分に関しては、フロント部分はフライシートと同じ素材。サイド・リア部分は、フライシートがコットン素材のものはTC素材、TC素材のものポリエステル素材という組み合わせになっています。
②カラーの変更
これまでの炎幕は、ベージュ一色のシンプルなカラーを基調に、一部ダークグリーンのスカートを採用していました。今回は、コットン素材部分のカラーに大きな変更はないものの、TC素材にカーキ色を採用。スカート部分にも、TC素材のものと同じカーキ色が使われています。
③炎幕の前幕 / 大炎幕の前幕
そして今回のリニューアル最大のポイントは、「煙幕の前幕」の追加です。この前幕(フロントフラップ)により、サイドフラップを跳ね上げた状態のまま幕をクローズすることができるようになり、大幅に居住性が高まりました。
大炎幕の前幕の細部をチェック
炎幕の前幕は、サイドフラップを跳ね上げた状態で、その前面に扉のように装着する形となっています。
装着方法は、まず前幕上部2か所についているテープのグロメットを、跳ね上げ用ポール上端に差し込みます。
順番は下から、前幕グロメット→テント本体スカート部→張り綱です。
次にテント内側に入り、前幕上部の長い黒テープの先を本体ポールに通し、ポールをセットしなおします。
次に下側のトグルを本体と連結し、一番下のループをペグダウンします。
前幕のサイドは台形のような形なので、サイドフラップを開けるとこのような形になっています。
前幕自体の幅はそれほど広いわけではないのですが、テント内はかなりの奥行きのある空間が生まれます。
テント内の一番奥側から見るとこんな感じで、まさに”大人の秘密基地”といった印象です。天井の低さと間口の狭さにより、かなりプライベート感のある空間となっています。
前幕の収納サイズですが、横幅は幕本体と同じ程度で、厚みは1/2~1/3といったところです。もちろん「煙幕の前幕」「大炎幕の前幕」共に、従来の炎幕や大炎幕にも使用できます。
まとめ
今回発売された「炎幕の前幕」の登場により、炎幕はタープを兼ね備えたパップテントという域を更に超え、前室付きのシェルターとして生まれまわりました。これまでの夜間テント内に道具を持ち込みにくいという弱点をクリアして防犯性を高め、幕内に作った自分だけのプライベート空間で冬キャンプの長い夜を楽しめる新たな炎幕。あなたのソロキャンプの新たな相棒として、迎え入れてはいかがでしょうか。
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