みなさんは、キャンプに行こうと計画したものの、こどもの学校行事や部活があったり、パパが休日出勤だったりと、家族全員の予定がを合わせるのはなかなか難しいことってありませんか。我が家では、パパの予定が合わない時には私とこどもだけで母子キャンプをすることがあります。もちろんファミリーキャンプではパパと協力して行うことを全部一人でやるのは大変ですが、「大変なのはわかってるけど、どうしてもキャンプに行きたい!」っていう方もいるのでは?そこで今回は、安全に楽しく母子キャンプ・父子キャンプを行うための準備について、我が家の母子キャンプの様子から紹介していきたいと思います。
母子キャンプ・父子キャンプの準備
キャンプ場選び
母子キャンプ・父子キャンプでは、どんなキャンプ場を選ぶかがとても重要です。普段は景観が素晴らしいキャンプ場やゆったりと過ごせるキャンプ場を選ぶ方も多いと思いますが、母子キャンプの時にはこどもが安全快適に過ごせることを最優先にキャンプ場選びをしてもらいたいと思います。
①24時間管理人が常駐している
母子キャンプ・父子キャンプ(以下母子キャンプ)では、何かあった時に助けてくれる人がいません。そのため私は母子キャンプの時、24時間管理人が常駐しているキャンプ場を選ぶようにしています。不審者や野生動物が現れた時だけではなく、自分の体調が急変した時などもSOSが発信できるよう、緊急時の駐在場所や電話番号は必ず確認しておきましょう。
②利用したことのあるキャンプ場を選ぶ
はじめてのキャンプ場では、水回りやこどもの遊び場の様子がわからず、行ってみてから「困った」ということになりかねません。また入り組んだ林間サイトなどでは、ちょっと目を離した隙に子どもがいなくなっているなんてことも起こりかねませんので、キャンプ場全体の位置関係を把握できているキャンプ場を選びましょう。
③区画サイトを選ぶ
区切りが無く開放的なフリーサイトだと、こどもが目を離した隙に他の人のサイトに入ってしまったり、いつの間にかテントから離れてしまうなんてことが起こりかねません。植栽などでしっかり分けられた区画サイトであれは、こどもがうっかり外に出て迷子になる心配が減らせます。
④トイレや炊事場がサイトの近くにある
母子キャンプでは、こどもから目を離さないように全員一緒に行動するのが基本です。そのためトイレや炊事場は、サイトからできるだけ近くにあるのがベストです。キャンプ場を予約する時に母子キャンであることを伝え、トイレや管理棟に近い場所を希望しておきましょう。
⑤キャンプ場内の遊び場やイベントが豊富
母子キャンプでは、設営や食事の準備と並行して、子どもと遊ぶ時間もとらないといけません。キャンプ場の外まで遊びに行くとなると、設営や片付けを済ませてからにしたくなりますよね。でも子どもは待ってくれなくて、ついイライラなんてことも。でもキャンプ場内にこどもの遊び場があれば、ちょっと手を止めてこどもに付き合うことができます。母子キャンプの場合は、手の届くところにいろんな設備がコンパクトにそろっているキャンプ場がオススメです。
事前準備
ファミリーキャンプに慣れている方でも、初めての母子キャンプとなるといつと同じ準備ではうまくいかないことも。一人でスムーズに設営撤収、料理や後片付けが行えるように準備しておくことが大切です。
①事前にテントやタープの設営を練習しておく
母子キャンプでは、基本的には設営も一人で行わないといけません。その場合ファミリー用の大型テントはハードルが高めなので、ワンポールテントや小型のテント、ワンタッチテントがオススメです。手持ちのテントを建てる場合は、必ず事前に一人で建てる練習をしておきましょう。もし一人でのテント設営に不安があるなら、初めはバンガローやキャビンを利用したり、 キャンプ場のスタッフに設営を依頼できるなら、レンタルテントを利用するのもアリだと思います。
②サイト内でできる遊びを準備する
母子キャンプでは、トイレへ行くのも、遊び場に行くのも全員一緒が基本です。そのため食事の準備や片付け、撤収などをしている時など、サイト内でこどもだけで遊ばせておきたい状況がどうしてもでてきます。そんなときのために、こどもが15~30分くらい集中して遊べる遊具やオモチャを準備しておきましょう。我が家では100均の粘土やシャボン玉、縄跳びなどが定番です。
③使い捨ての食器やレトルト食品を活用する
キャンプといえば、バーベキューや手の込んだ外ごはんを作りたくなる方も多いのではないでしょうか。でも母子キャンプの場合、こどもの様子を見ながら準備や後片付けをすることになるので、思いのほか作業が効率的に進みません。そんな時は思い切ってレトルト食品や弁当、コンビニおにぎりなどを活用してみましょう。また食器類は使い捨ての物にすると片付けが格段に楽になります。
④防犯用品の準備
母子キャンプのリスクとしては、こどもの迷子だけではなく、連れ去りやサイトへの不法侵入なども考えられます。費用の問題はありますが、可能であれば子どもにキッズケイタイを持たせたり、GPS発信装置を着用させると安心感があります。また特に夜間の就寝時は、テントの出入り口を施錠しておくと良いでしょう。ダブルファスナーであれば、テント内側のファスナー同士をカラビナで連結するだけでも外部からの侵入を防げます。常にSOSを発信できるようにスマホは必ず身に着け、圏外でないことを確認しておきましょう。
いざ母子キャンプへ
母子キャンプ・父子キャンプは、こどもが楽しめることと安全に過ごせることが第一です。そのためにも、こどものペースに合わせて動けるように万全の準備で臨みましょう。親に気持ちの余裕がないと、ついイライラしてせっかくの楽しいはずキャンプが台無しなんてことも。優先順位を考えて、無理のない計画を建てましょうね。
次回は我が家の母子キャンプの様子を中心に、キャンプ中の過ごし方を紹介したいと思います。
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