初心者の冬キャンプの定番は「電源サイト」ですよね。とはいえ、ロケーションの素晴らしいキャンプ場は結構フリーサイトしかなかったりします。また電源サイトでも氷点下ともなると、ホットカーペットとセラミックヒーターだけでは凍えることも。そこで気になるのが電源なしで暖房ができる、灯油ストーブや薪ストーブですよね。今回は、実際にストーブを買う前にレンタルして体験してみようということで、「ストーブ」のレンタルについてお送りします。
ストーブをレンタルして快適冬キャンプ
以前は家で灯油ストーブを使っていた家庭が多かったと思いますが、今はエアコンやファンヒーターが主流になってきていますよね。冬キャンプのためにストーブが欲しいと思っても、「キャンプのためだけにストーブを買うのってちょっと勇気がいる…」「車に載せられるかわからない…」「どんなストーブを買えばいいのか迷っちゃう」なんて方が多いと思います。そんな方は、一度ストーブをレンタルしてみてはいかがですか? 今回は、そんなストーブレンタルの方法についてお伝えしていきます。
キャンプ場でレンタルする
キャンプ場で、テントや調理器具などをレンタルしているのを見かけたことがありますよね。そんなキャンプ場のレンタル品として、ストーブをレンタルしているキャンプ場が最近増えているんです。キャンプ場でレンタルできれば、車の積載を心配する必要はなく、手軽にストーブを試すことができますね。そんなストーブをレンタルしているキャンプ場を紹介してみましょう。
①富士ヶ嶺 おいしいキャンプ場
出展:富士ヶ嶺おいしいキャンプ場公式
山梨県の富士河口湖町にある「富士ヶ嶺 美味しいキャンプ場」は、富士山の西側に位置し、間近で絶景の富士山を楽しめるキャンプ場です。こちらのキャンプ場は、レンタル用品が充実していて、ストーブも「対流型石油ストーブ(2000円)」「反射式石油ストーブ(1500円)」「カセットガスストーブ(700円)」「薪ストーブ(1500円)」と4種類が取り揃えられていますので、自分の購入したいと考えている種類のストーブを選んで試すことができます。
②昭和の森 フォレストビレッジ
出展:昭和の森フォレストビレッジ公式
千葉県千葉市にある「昭和の森 フォレストビレッジ」は、首都圏からの1時間という好立地にあり、アスレチックコースやカフェなども併設する複合施設です。移動時間が少なくて済むので、1泊2日でも十分キャンプを満喫できるのがいいですね。こちらのキャンプ場では、「TOYOTOMI製 対流型石油ストーブ(3000円)」「ホンマ製作所時計型薪ストーブ(4000円)」をレンタルすることができます。
③ケニーズ・ファミリー・ビレッジ
出展:ケニーズ・ファミリー・ビレッジ公式
埼玉県飯能市にある「ケニーズ・ファミリー・ビレッジ」は、夏季には場内を流れる川を堰き止めた自然のプールで遊べることで人気のキャンプ場です。その他にも季節ごとのイベントにも力を入れています。こちらのキャンプ場では、「灯油ストーブ(1200円)」がレンタルできます。
④星の降る森
出展:星の降る森公式
群馬県沼田市にある「星の降る森」は、街の明かりが届かない静かな森で満点の星が楽しめるキャンプ場です。またラフティング・カヌー・パラグライダー・乗馬など多彩なアクティビティがたのしめるのも魅力です。こちらのキャンプ場では、「石油ストーブ小(1000円)」「石油ストーブ大(3000円)」がレンタルできます。
⑤有野実苑オートキャンプ場
千葉県山武市にある「有野実苑オートキャンプ場」は、首都圏から90分という好立地ながら、自然が多く残したプライベート感があるサイトが人気のキャンプ場です。収穫体験やクラフト体験等、こどもが楽しめるイベントが準備されているのもうれしいですね。こちらのキャンプ場では、「薪ストーブ(2000円)」がレンタルできます。薪ストーブには、幕避けになるカートもセットされているので、テント内への設置もスムーズに行えます。
⑥赤城山オートキャンプ場
群馬県前橋市にある「赤城山オートキャンプ場」は、赤城山麓にある自然に囲まれたキャンプ場です。ハロウィンキャンプをはじめとする、キャンプ場主催のイベントは毎年大いに盛り上がります。こちらのキャンプ場では、「薪ストーブ(1500円)」がレンタルできます。また「こたつ(1000円)」といったレンタル品もあり、お座敷にこたつでほっこり過ごすこともできます。
レンタル業者からレンタルする
石油ストーブや薪ストーブがレンタルできるキャンプ場は、増えてきているもののまだ少数です。行きたいキャンプ場があるけれど、そのキャンプ場ではストーブがレンタルできないという場合は、レンタル業者を利用してはいかがでしょうか。意外と手続きは簡単ですが、送料が別途かかる場合もあるので確認が必要です。
①ダスキンレントオール
全国に営業所のあるレンタル業者で、石油ストーブをレンタルすることができます。基本的には、店舗での受け取りと返却が必要になるので、自宅近くにある店舗を探す必要があります。(商品によっては配達が可能なものもあるようです。)基本的な利用方法は以下の通りです。
1.ホームページの商品カートから仮予約をする/電話で仮予約する
2.店舗から予約内容の確認と支払いについての連絡を受け取る
3.受け取り時に支払いを行う
4.受け取った店舗に返却する
②スーパーレンタルショップ ダーリング
2001年からインターネット上でレンタルショップを運営している会社で、レンタル商品を全国に宅配便で届けてくれます。本体レンタル料は比較的安めの設定ですが、プラス送料がかかるので合計の料金を見て検討する必要があります。基本的な利用方法は以下の通りです。
- 注文はインターネットまたはFAXを利用
- 支払方法は「代金引換」「クレジットカード決済」「コンビニ決済」「銀行振込」から選択
- 日本全国に宅配便を使って配送しており、急ぎの場合は14時まで注文すると当日発送可能(定休日を除く)
- レンタル終了後はそのまま宅配便で返却
③hinataレンタル
国内最大級のアウトドア情報メディア「hinata」が運営するキャンプ用品の レンタルサービス「hi
- ホームページにアクセスして、希望の商品とレンタル期間を選択
- カートにて必要情報(お届け先情報※、連絡先、支払い情報)を入力
- 注文内容を確認し確定、受領メールを確認。
- 掲載中のキャンプ場であれば、現地に直接配送することも可能
- 返却時は、届いた箱に商品を戻し、同封されたチェックシートで忘れ物がないかチェック後、キャンプ場フロント、もしくは自宅で宅配業者が集荷。
ストーブをレンタルする時の注意点
①一酸化炭素チェッカーを準備する
締め切ったテント内でストーブを使用すると、ストーブから発生した一酸化炭素がテント内に充満し、一酸化炭素中毒を起こす危険性があります。症状としては、頭痛や吐き気、気分不快感、めまい、判断力の低下などがあり、重篤な場合は心不全や呼吸抑制を引き起こします。一酸化炭素は臭いも色もないので気が付かない間に吸い込んでしまう可能性があるので、十分に注意する必要があります。
一酸化炭素中毒を予防するには、テントのベンチレーションや窓を数カ所開けて通気口を作ること、こまめに換気をすることが重要です。さらに、その一酸化炭素を検知する機器として販売されている「一酸化炭素チェッカー」を使用することも推奨されています。一酸化炭素チェッカーは、通販サイトで1000~3000円程度で販売されていますので、必ず準しておきましょう。
②幕よけやストーブガードを準備する
出展:有野実苑公式
テント内でストーブなどの火器を使用する場合、火災の危険が伴います。特にポリエステルのテントは可燃性が高く、火が付くとあっという間に燃え広がります。またテント内には燃えやすい物がたくさんありますので、ストーブに燃えやすいものが接触しないように、ストーブガードを使用するなど火災に対する配慮が必要です。また薪ストーブをテント内で使用する時には、必ず幕よけが必要になります。薪ストーブをレンタルする時には、幕よけが付属しているかを必ず確認してください。
※原則各メーカーは、テント内でのストーブの使用を推奨していません。自己責任での使用となりますので、各自が安全に配慮して必要な準備をする必要があります。
まとめ
冬キャンプを楽しむためには欠かせないアイテムであるストーブ。レンタルを利用して体験してみれば、自分のキャンプスタイルやテントの種類に合ったストーブがどんなものか、考える良い材料になるはずです。
昨今のキャンプブームで、人気のストーブは2月に注文しても納期が10月以降なんて話も聞きます。次の冬までにはストーブを買いたいと思っているあなた、この2~3月に一度ストーブをレンタルしてのキャンプを試してみてはいかがですか?
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