連休当日に突然ソロキャンプに行くことになったそらいろです。経緯についてはこちらをご覧ください。
1月の電源なしサイトで暖房器具なしでキャンプはできるのか?
軽装で冬キャンプをするなら温暖な房総半島がオススメ
いや久しぶりのソロキャンプはすごく楽しみなんですが、いかんせん冬場は電源サイトの利用しか想定していなかったので、本格的な冬キャンプ用品は全く持っていません。薪ストーブなし、灯油ストーブなし、カセットガスストーブなし、湯たんぽさえ持ってませんから。シュラフもダウンシュラフは持っていなくて、推奨使用温度5度~の化繊シュラフ×3枚です。たぶん読んでくださっている方は、「それはさすがに無謀じゃない?」と思いますよね(;・∀・) でもそこは無鉄砲な私。
氷点下にならなかったら何とかなるんじゃないかな?いざとなれば車で寝ればいいし(*ノωノ)
キャンプ場候補として長瀞や日光なども考えたんですが、この日氷点下にならなさそうなのは、雨予報の太平洋沿岸や千葉方面のみだったんです。それで「森のまきばオートキャンプ場」をえらだんですよね。雨よりも暖房無しの氷点下の方がきついだろうなぁと思って。これが暖房なし冬キャンプ勝敗の分かれ目でしたね。
夕方からの出撃は日没との闘い
キャンプに行くことが決まったものの、用意は何もしていないし、こども達の夕飯も準備していかないといけないということで、朝からドタバタ。家を出たのは結局14時30分、近所のスーパーで買い物を済ませて、高速に飛び乗ります。幸い大きな渋滞はなく、外環自動車道から京葉道路をひた走り、何とか最終チェックイン16時の直前にキャンプ場に到着しました。
連休初日ということで、夕方から行ってテントを張れる場所があるかなぁと心配していましたが、お昼頃から降り出した雨が夜も降り続く予報だったこともあり、比較的フリーサイトは空いています。ちょうど雨がやんでいたので休む間もなく、端の方の空いたスペースを見つけて設営を開始。テントとタープを立て終わったころにまた雨が降り出し、暗くなり始めました。急いでランタンをセットして、薪に火をつけ焚火をはじめます。
前回のキャンプの時に焚き付けを余分に作っておいてよかった~
ここでやっと椅子に腰を下ろし、時計を見ると17時30分。我ながら一人での設営にだいぶ慣れてきたなぁと自画自賛しながら「男梅酒」でカンパ~イ♪ このお酒お菓子の「男梅」とおんなじ味で、たまに飲むと美味しいんですよね。
暖房がないなら焚き火をすればいいじゃない
小雨がずっと降っていたんですが、せっかくのソロキャンプなので焚火を満喫したい! そして何より焚き火以外に暖をとる方法を持ち合わせていないから、火を絶やすと凍える!! ということで初めてタープ下(端の方)での焚火に挑戦です。長めのポールを使ってはいるけど、火の粉でタープに穴があかないか、薪がはぜるたびにヒヤヒヤ。結局タープに穴があくことはなかったんですけどね(笑)それよりジャケットがヤバかったです!はぜた火の粉がジャケットの裾に着地すること、なんと5回?! ジャケシュラを着ていたからすぐに払いのければ穴があくことはなかったけど、ダウンジャケットだったら再起不能なほど穴だらけになっていた悪寒(>_<) 「DODのジャケシュラ」いい仕事をしてくれました。
薪の準備は計画的に
この日は急なキャンプだったので薪を買いに行く時間がなく、持ってきていたのは家に残っていた広葉樹の薪が土嚢袋1袋弱と、針葉樹の薪が土嚢袋半分。それにキャンプ場で買い足した針葉樹の薪が土嚢袋半分程度です。
これくらいあれば一晩持つだろう。
と思っていたんですが、これが思わぬ落とし穴。キャンプ場で買った針葉樹の薪はかなり細いものが多く、あっという間に燃え尽きてしまいました。持参していた薪はある程度火持ちがよかったものの、それでも9時前に薪がすべて終了。焚き火しか暖を取る手段がない今回のキャンプで、この時間に薪がなくなるのはかなり痛かったです。
広葉樹の薪をもう一袋用意しておくべきでした(ノД`)・゜・。
ランタンの揺らめく炎に癒されながら
薪がないなら、ランタンを灯して楽しもう!
今回はソロキャンプだから時間はたっぷりあるし、イルビフの福袋に入っていたランタンの点灯式をしようと思っていました。しかーし、オイルの大きなペットボトルをそのまま持ってきたもんだから、オイルを注ぐ小さい口にうまくオイルが入らず、周りにオイルがこぼれまくり(>_<) 何とかカンブリアンランタンにだけはオイルを入れて、周りをこぼれたオイルも拭き取って、力尽きました(笑)次までにオイルを注ぎやすいボトルと、残ったオイルを吸い取る道具を用意しないと…
今日はこのランタンを楽しもう。小さな炎が揺らめいて素敵ですね。
オイルランタンが一つあるだけで、テント内の雰囲気が全然ちがいますね。そしてNo暖房のテント内では、カンブリアンランタンの放つわずかな熱でも手をかざすと温かく感じられます。
これって寝るとき消した方がいいのかなぁ?でもランプがついているだけで温かい気分になれるし、消したくないなぁ。今日はこのまま寝よう。
シュラフ3枚重ねは意外と温かい
寒いしそろそろ眠くなってきたし、ちょっと早いけどシュラフに入って寝ることに。とはいっても冬用のダウンシュラフなんて持っていないので、DODの「ジャケシュラ」とコールマンの「ファミリー2in1」を重ねて使うことに。この時点での気温はテント内3度、屋外2度でした。
寝る時の衣類は、ヒートテック上にハイネックセーター+スウェットのみ。その上にジャケシュラと着て、ジャケシュラの足元を接続、ファミリー2in1のうち1枚を使って封筒型シュラフにしてその中に入ります。そして足元に着てきたダウンジャケットを掛けると…
あ、意外と温かい。使い捨てカイロいっぱい持ってきたけど使わなくてもいいかも。
ヌクヌクが気持ちよくてそのまま夢の中。夜中にダウンジャケットを掛けていない上半身が寒くて目が覚めたので、もう1枚の封筒型シュラフを半分に折って上半身にかけ、朝までぐっすり眠れました。今回は夜中もそれほど気温が下がらず、最低気温が1度程度だったので凍えることはありませんでした。氷点下より雨を選んで正解でした!
最大の敵は朝の冷え込みだった
朝6時頃に目を覚ますと、雨は上がって冷たい空気が気持ちいい。トイレのついでに場内を散歩して、いつものようにお湯を沸かしてコーヒーを淹れて飲み始めましたが…
さむっ
今回痛恨のミスで、ズボンの下に履くレギンスやタイツを全く持ってきていなかったんですよね。ジーンズ1枚の足元がとにかく寒い!
そりゃ朝から焚火するよね。ストーブ欲しいと思うよね。
初めて冬キャンプの洗礼を受け、余りの寒さに再度シュラフの中へ。チェックアウトが17時なのをいいことに、2度寝を決め込みます。でも一度温かさを失ったシュラフは、なかなか温まらなくて。朝6時~8時くらいが一番凍えましたね。
雨キャンプの後のうれしい晴天
8時を過ぎると、昨日の雨が嘘のそうな真っ青な青空が広がってきました。雨撤収を覚悟していただけにうれしい誤算です。
これは昨日の雨でぬれたテントを乾かして、乾燥撤収できるかも。
急いで雨に濡れたテントをタオルで拭き取りますが、上の方は手が届かない(;・∀・) 悩んだ末にタープのポールを1本外して、ポールの先にタオルを結び付けてフキフキ。やっぱりこういうのいるかなぁ。
このあと、タープ全体に日が当たるように張り直し、温かい日差しの中で日向ぼっこを満喫。一面に広がる草原と青空が最高!やっぱり森のまきばキャンプ場はいいなぁ。
まとめ
11時には撤収を終えて、一路こども達の待つ自宅へ。10年ぶりのソロキャンプは真冬のフリーサイトでしたが、案外ありあわせの装備でもいけました。ただ朝の寒さはかなりきつかったので、これから冬キャンプの時は、朝も暖を取るための焚火ができるように、とにかく薪を多めに持っていこうと思います。そしてカセットガスストーブでもいいから、寒い時にすぐ使える暖房はあったほうがいいですね。来年の冬は、家族でキャンプができるといいなぁと思っているので、そろそろ薪ストーブの購入を考えてみようかなぁ。
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