「ふもとっぱらキャンプ場」は、これまでも行ってみたいと思いながら、初心者ファミリーにはちょっと敷居が高そうで、足を踏み入れたことが無かった場所でした。でも今回はソロキャンプ、キャンプの聖地といわれる場所はどんなところなのか、子供みたいにワクワクしながらの出発です。そこで見た富士山は新幹線から見るそれとは全くの別物で… 今回はそんな景色を写真中心でお送りします。
ふもとっぱらで冬のソロキャンプ4
「ふもとっぱらキャンプ場」は実は高規格
この日は金曜日ということもあり、渋滞は首都圏近郊のみ。途中運転が大変な山道などもなく、普段長距離運転をあまりしない私でもすんなり到着することができました。薪が買えない事件などはあったものの、13時過ぎにはふもとっぱらキャンプ場に到着。平日なので受付待ちの列もほとんどなく、スムーズにチェックイン。
ふもとっぱらキャンプ場はフリーサイトなので、自由な場所にテントを設営することができます。広大な敷地の中のどこに設営しようかと迷いましたが、やはりトイレや炊事場からほどほどの距離がいいかなと思い、まずは水回りをチェックしに向かいます。こちらの建物は、キャンプ場の中央付近に今年新設されたトイレ・炊事棟なんですが、木材をふんだんに使っていて温かみと高級感があり、とにかくキレイ。夜は間接照明でライトアップされていました。
トイレはもちろんウォシュレット付保温便座、個室内も広くて快適。洗面台には大型の鏡が設置されていて、キャンプ場のトイレとは思えない快適空間です。
炊事場ももちろん新しく清潔です。お湯は出ないものの、食器等を置くための台もあり使いやすいです。このトイレ棟ができたことで、女性やファミリー層でも安心して利用できるキャンプ場に生まれ変わったくらいのインパクトがありますね。ただ土日はどうしても混み合います。キャンプ場内にはここ以外にも炊事場やトイレがあるので、新しさにこだわらないなら、比較的空いている炊事場やトイレの近くを選んでもいいですね。
ただ富士山を眺めるだけの贅沢なキャンプ
そして私が選んだのは、新設トイレ棟から100mほど富士山寄りのこの場所。タープ下からもテント内からも富士山が見えるように設営してみました。噂には聞いていたけど、ふもとっぱらの富士山って別格の存在感がありますね。吸い寄せられるようにずっと見ていられる。
その後は、富士山をみながらゆるキャン△的な食事をとり
夕暮れに染まる富士山に見とれ。
月明かりに照らされる富士山を見ながら、苦労して手に入れた薪で焚き火を楽しみ。
凍り付いたテントの中で、ポータブル電源とダウンシュラフの恩恵を受けながら温かく眠り。
富士山からの日の出に手を合わせ。
ゆるキャン△の聖地を散策していたら
完璧な鏡富士に出会うこともできました。
撤収作業をしながらも、テントの中から富士山を眺め。
後ろ髪をひかれつつも撤収完了。大満足のふもとっぱらキャンプでした。
混雑時の様子
ただ撤収後に車を移動しようとしたら、通路までの通り道がほとんどないΣ(・ω・ノ)ノ! 設営した日は金曜日なこともあり、テント間には十分な余裕があったので、近くのサイトの眺望を妨げないかだけを気にして、道から少し離れた場所に設営したんです。そうしたら帰る時には周囲にテントが立ち並んで車が出しにくくなってしまいました。設営する時は車を置く位置や、他の車の通り道を確保するように注意しないといけないですね。
ふもとっぱらキャンプ場は、近年大人気で土日にはかなり多くのキャンパーが訪れます。この土日も、キャンプ場予約サイトをみると満サイトの盛況ぶり。ただ区画サイトでのキャンプに慣れた私から見ると、それでも概ねテント1張りにつき10×10mの区画サイト程度の広さは最低確保できており、尻込みするほどの混雑ぶりではありませんでした。
イベントや周辺観光も充実
この日はちょうどキャンプ場内で、「ふもとっぱらでそとあそび」というイベントが開催されていたので、撤収後にogawaの2020年新作テントも見ることができました。ふもとっぱらキャンプ場では、このようなイベントが開催されることも多いんですね。
ふもとっぱらキャンプ場から中央自動車道に向かう途中は、少し寄り道して紅葉真っ盛りの本栖湖・西湖・河口湖周辺をドライブ。河口湖周辺は観光スポットやレジャー施設が多いので、ファミリーで行っても遊び場所に困ることはなさそうです。
まとめ
これまで他の方のブログやSNSでも目にすることが多かった「ふもとっぱらキャンプ場」ですが、正直ほかのキャンプ場とそれほど違うとは思っていませんでした。でも初めてその地を訪れてみて、一目でその意味を体感しました。そこには「キャンプの聖地ふもとっぱら」というにふさわしい特別な空気感があり、”また来たい”と思わせる魅力がありました。たぶん言葉では伝えきれませんので、まだ「ふもとっぱら」を訪れたことのない方は、ぜひ自分の目で体で感じてみてくださいね。
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