11月半ば、静岡県御殿場市にある「御殿場まるびオートキャンプ場」に遊びに行ってきました。我が家のある埼玉東部からはちょっと時間がかかるので、今回は息子の幼稚園が終わって午後からの出発。富士山の麓にあるキャンプ場と富士山樹空の森公園はどんなところだったのか、ではご覧ください。
御殿場まるびオートキャンプ場レポート
出典:写真AC
今回のキャンプは、金曜日の15時にパパを職場に迎えに行き、そのままキャンプ場に向かうという我が家のいつものスタイル。なんですが、今回は準備が間に合わずバタバタ、しかも途中で何度も道を間違えて到着したのは16時前。「キャンプ場には事前に遅くなるとは伝えてあるものの、18時すぎちゃうなぁ」と思っているとタイミングよく電話が。
今日は何時くらいにつきそう?
すいません18時過ぎちゃいそうで
じゃあ管理棟のぞいてみて誰もいなかったら、A9サイトにテントを張っておいて。後でいくから。
というお返事で一安心。そういえば予約時点でも悪天候での日程変更に快く応じてもらえたし、ちょっとイレギュラーなお願いも事前に伝えておけばできる限り対応してくれるキャンプ場で本当に助かりました。もちろん当日キャンセルや無理なお願いは禁物ですが。
到着したのは18時過ぎ、11月半ばのこの時間あたりはもう真っ暗なので、言われた通りA9サイトを見つけ、急いで設営を開始。1時間ほどかかって設営を終えたところで管理人さんの軽トラがやってきました。
お話を聞くとこの日は、我が家1組のみの利用。それでも管理人さんは夜間も管理棟に泊まり込むとのことで、何かあれば呼んでくださいとのお話でした。明日は主人が釣りに出かける予定だと話すと、近くの釣り場を紹介してくれたりととても親切。この日は簡単な説明だけを受けて、受付や会計は明日ということで。
その後は簡単に夕食を済ませ、ゆっくりと焚火タイム。誰もいない静かなキャンプ場で、周りを気にせずゆっくりと焚火タイムを楽しめるのは贅沢ですよね。迷惑キャンパーと出くわす心配をせずに、ゆっくり静かに夜を過ごしたいという方なら、意外とこういう土日はファミリー層で賑わうキャンプ場の平日を狙ってみてもいいのかもしれません。
翌朝、パパは早朝から釣りに出かたので、今日は一日こどもと3人での母子キャンプになります。子どもたちを起こして朝食を食べた後は、場内を散策しましょう。詳しい施設紹介はこちらをご覧ください。
キャンプ場内はしっかりと手入れがされており、掃除も行き届いていて古さを感じさせる部分は少ないです。だたトイレだけは、和式2つと洋式の簡易置き型便座1つなので、綺麗なウォシュレット付きトイレじゃないとという人には厳しいかもしれません。
まるびオートキャンプ場のチェックイン時間は13時からなので、午前中まで我が家の貸し切り。管理棟前で管理人さんと立ち話をしたり、ブランコで遊んだりサイトの見学をしたり。(借し切りだったので、つい小学生用にちびっこをのせてしまってます、すいません。)
そんな中、10時くらいだったかな、かなり早めに到着したキャンパーの方がいたんですが、「受付は13時からだから、前の公園で時間をつぶしてから来てください」と断られていました。
朝からこども達は、公園に遊びに行くのを楽しみにしていて、私が場内の写真を撮っていても、「早く公園行こうよ」と急かしてきます。ということで
「富士山樹空の森へ出発!」
「そして3分で到着!!」
そう、御殿場まるびオートキャンプ場の最大の魅力は、なんといってもこの遊び場までの近さです。我が家のような半母子キャンプの場合はもちろんですが、普通のファミリーキャンプでもママが料理をしている時間やパパが撤収に忙しい時間など、親一人で歩いて遊びに連れて行けるのはすごく便利。
そして遊具も充実。山の斜面に作られたアスレチックとロング滑り台、斜面の下にはボールトランポリンと幼児用の遊び場もあります。
こどもたちはさっそくロング滑り台に挑戦!
って全然滑らないんですけどΣ(・ω・ノ)ノ!
それでも楽しいこども達、それから2時間飽きることなく遊んでいました。遊びの途中、息子くんが何かを発見して大声で私を呼びます。何を見つけたのかと思ったら、「あそこに綺麗な山みつけた!」
振り返るとそこには富士山が。こどもにも富士山の特別感ってわかるもんなんですね(*^-^*) ちなみにもう少し離れた、富士山樹空の森駐車場付近から見た景色がこちら。
さすがに13時になったので、もっと遊びたいというこども達をなだめ、昼食を食べるためにキャンプ場へ。するとちょうどチェックイン時間だった受付前には、車の長い列ができていました。御殿場まるびオートキャンプ場は、年配のご夫婦2人で経営されている様子で、受付や会計も全てお2人で行われていました。先に受付の手続きだけを終わらせ、後から順次会計を行っている様子でしたが、会計が手計算なこともありかなり時間がかかっている様子でした。
昼食は、レトルトカレーで簡単に。出かける前にメスティンで米を浸水しておいたので、蓋の上にレトルトカレーを乗せて火にかけ、待つこと20分余り。
美味しくできました。忙しい時のカレー頼み( *´艸`)
その後はまた公園に出かけ、さらにあそんで…
日が暮れる頃、まだ遊び足りないという子どもたちを連れてキャンプ場へ。それにしても外遊びってほんとすごいですよね。うちの子たち実は根っからのインドア派、家にいるとゲームをしているかユーチューブ見ているかのどちらか。でもこうやってキャンプに連れ出せば、朝から夕方まで思いっきり走り回って遊ぶことができるんです。ほんとにファミリーキャンプを初めて良かったなぁと、こういう時に実感しますね。
3日目は朝から快晴で撤収びより。途中、完全乾燥していたテントに子どもがシャボン玉液を大量にこぼす事件などはありましたが、チェックアウト時間までには何とか撤収完了。3日間ありがとうございました。
出典:御胎内温泉公式
温泉に入って、樹空の森にあるレストランで昼食をとった後は、洞窟があるという「御胎内清宏園に行ってみることに。入口で入場料を支払おうとすると、受付の方から
「未就学児を同伴される方は、ライト付きのヘルメットを借りて着用してもらいます。」
との説明が。正直ちょっと大袈裟だなと思いながらも、決まり事なんだしとヘルメットを受け取ってから遊歩道を歩きだします。林の中は思ったよりも紅葉がすすんでいて、黄色や赤に色づいた木々がとても美しい。そしてしばらく歩いていると目の前にこんな景色があらわれました。
自然のままの景色なのに、絵のようなうつくしさにくぎ付け。紅葉狩りができるとは予想していなかっただけに、うれしい誤算です。更に500mくらい歩くと、神社の鳥居とお社が見えてきてきました。その横には目的の洞窟が…
入口はそれほど天井も低いわけじゃないけど、あちこちに頭上注意の注意書き。なかにはいると、確かに天井が低くて常時中腰状態。しかもしばらく進むと…
わかります?こどもでこの高さだから、大人はほふく前進状態じゃないと通れない。しかも地面は地下水的なもので濡れているし。なにこの川口浩探検隊(古)ヘルメットなかったら私、出る頃には頭から流血してました。特に大人の方、ヘルメット必須です!
洞窟をでたあとは、落ち葉を拾ったり、みんなで秋らしい場所を見つけて写真撮影大会をしたり。秋の御殿場を満喫したキャンプでした。
まとめ
御殿場まるびオートキャンプ場は、特別な景色や施設があるわけではないけれど、細かいところまで手入れがされていて、必要なものがちゃんとそろった、安心できるキャンプ場でした。施設の古さやちょっとした煩雑さはあるものの、管理人ご夫婦の心遣いや経験に基づいた確かな対応のおかげでくつろいだ時間をすごせて、また来年も戻って来ようと思えるこの感じは、郷里の実家みたいですね。今回は「富士山樹空の森」「御胎内清宏園」だけで遊びましたが、ほかにも近隣には「富士ぐりんぱ」「富士サファリパーク」などのレジャー施設も多くあります。キャンプ初心者やファミリーには特におススメの御殿場まるびオートキャンプ場、あなたも一度訪れてみてはいかがですか?
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