【ミグラテール】ソロキャンプ女子が一人で設営する方法を詳しくレビュー

キャンプ道具

女子キャンパーそらいろです。2021年1月にテンマクデザインから発売された【ミグラテール】は、その見た目のオシャレさと透明窓つきというレアリティで男女問わず人気を博しています。サイズ的にソロキャンパーが最大のターゲットになるこのテントですが、そのかわいい見た目とは裏腹に重量級のロッジテント。メーカーとしては2人での設営を推奨していますが、 はたして女子一人で設営できるものなのでしょうか。「ミグラテールは気になるけど一人で建てられるか心配」という方に向け、女子キャンパー代表として単独設営に挑戦してきました。

 

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tent-Mark DESIGNS ミグラテール

 ミグラテールとは

出典。テンマクデザイン公式

ミグラテールは、2021年1月に発売された小型ロッジテントです。その特徴はそのオシャレな外観と大きな透明窓にあります。皆さんの中でもテンマク×OUTINGコラボロッジテントに魅了された人も少なくないのではないでしょうか。 もちろん私もその中の一人であり、発売開始を待ちわび購入いたしました。

 

待ちきれず公園で初張り

今回は、近くの公園で許可をいただき試し張りをすることにしましたが、当然車を横付けすることはできないので、フリーサイトと同じく設営場所までアウトドアワゴンで運搬します。ミグラテールは、総重量なんと26㎏! これはアスガルド12.6やランドロック以上で、ロッジシェルターTCなどポリコットン製大型幕並み重さです。ただ収納袋は2つに分かれていますし、重いスチールペグを外せば1袋10㎏程度と運べなくはない重さになります。とはいえ車のトランクへの積み込みだけでも結構な重労働です。

総重量は26㎏!オートサイト利用やアウトドアワゴン利用がおすすめ。

 

設営場所についたら、まず取扱説明書を見ながらポールや付属品を並べてチェックです。ミグラテールは、テントの前後でポールの長さや本数が違い、合計7種類14本。感覚的に設営するのは難しいので、ポールに目印をつけて種類を書き込むマーキング作業をしておくのがお勧めです。設営途中に手順やポールの種類を間違えても、混乱することなく確認や修正をすることができます。

ポールにマークを付けて、種類が一目でわかるようにしておこう!

 

ではいよいよ設営開始です。初めにスタンディングテープを長方形に広げて、四隅+中央3カ所のループをペグダウンします。ここは四隅が90度にすることと、グロメット穴ではなくループをペグダウンするということに注意するくらいで、特に難しくはありません。

次にいよいよポールを組み立てていくわけですが、慣れるまでは取扱説明書片手にまずはポールを並べ、正しく並べたのを確認してから組み立てるのがお勧めです。というのも、私が設営した時に前後のEポールとFポールの位置を間違えてしまい、ジョイントにポールがうまく収まらなかったんです。でも初めての設営だったのでこんなものかと半ば無理やり差し込んでしまったので、抜くときにかなり苦労して一瞬設営を断念しようかと思いました。

正しく組み立てれば特に無理な力はいりませんので、うまく差し込めない時は再度確認したほうが良いと思います。あとは組み立てていく途中で、ポールのつなぎ目が外れやすくなりますので、立ち上げる前には一度つなぎ目にずれが無いか確認しましょう。ずれたまま立ち上げて重い幕を乗せると、最悪ポールの破損につながります。

柱部分のポールを設置する時は、上から1つ目の第1関節でポールを曲げておくことで、幕をかぶせる作業が行いやすくなります。

無理にポールをジョイントに差し込むと、抜く時かなり大変です。うまく差し込めない時は、まずジョイントやポールが正しい位置にあるか確認するようにしましょう。

 

いよいよ骨組みに幕をかぶせるわけですが、ここが一番力がいります。幕自体が10.3㎏とかなりの重量ですし、まだきちんと立ち上がっていない柱の上で広げるのはかなり気を使います。ここで前後を間違えてしまうと、取り返しがつかないくらいのダメージを受けますので、別の場所にグランドシートなどを敷いて幕の向きを確認してから骨組みにかぶせるようにするのがお勧めです。そして正しい向きに広げた後は、四隅の角をきちんと合わせておくと次の作業がスムーズに行えます。

幕の前後を間違えないように確認してから骨組みにのせて、骨組みと幕の四隅はきちんと合わせよう。

 

次に柱の第1関節をのばし立ち上げてグロメットに差し込み、四隅がずれないように気を付けながら幕を足元まで引き下ろします。幕の四隅にもグロメットがありますので、これをスタンディングテープ下に巻き込み、テープを引いてテンションをかけます。 この作業、風が無ければそれほど気を使うことのないのですが、強風だとかなりてこずるようです。幕が飛ばされないように抑えていても、不安定な柱と重い幕に翻弄されて男性でも一人では立ち上げるのが大変。無理せずキャンプ場の職員に助けを求めるのが無難ですが、一人で行うなら部分的にペグダウンして幕を抑えながら、段階的に作業することになりそうです。

強風の時は無理せずにキャンプ場の職員さんに助けを求めることや、キャンプ自体を中止する決断が必要です。

 

ここまでくれば少し全体が安定しますので、幕の中に入り柱にベルクロを巻き付けます。最後に外の両サイド2か所とガイロープをしっかりとペグダウンします。

前面のタープ部分は巻き上げてもいいですし、付属のポールで張り出してもOK。タープを張りだした方が張り姿が美しいですが、風の強い時は巻き上げるほうがお勧めです。

 

今回は最後のペグダウンと張り綱を省略して、約1時間程度の設営時間でした。慣れない設営で結構疲れましたし、途中ポールが抜けなくなった時は断念するかと迷う場面も。でも設営手順がわかっていれば、もう少しスムーズに設営できそうな手ごたえはありました。

 

今回の設営で、女子一人でもミグラテールを設営できることが証明できました

こんなおしゃれなテントですから、女子ソロキャンパーならきっと使ってみたい人も多いはず。もちろんこれまで中型以上のテントを一人で設営している人なら、私と同じように設営はできると思います。ただこれまで7種類ほどのテントを建ててきた私の感想としては、決して簡単に建てられるテントではありません。ファーストテントとして選ぶなら、小型のドーム型やワンポールテントが断然おすすめです。

ただ運搬や設営の大変さを差し引いても、使いたいと思わせる魅力がこのテントにあるのも確かです。基本的には荷物は最小限、テントの設営は簡単に越したことがない派の私が、またこのテントを早く使いたいと思ってますから。自信がない方は、まずは協力してくれる家族やパートナーと何度か設営してみて、慣れてから一人で使うのがおすすめ。使い込むほどに愛着が湧いてくるこのテント、万人向きではありませんが、欲しいと思った人にはぜひ使ってもらいたいそんな一張りです。

 

後日きちんと張ってみました!

裾部分のテープをポール下に巻き込み、各辺の中央あたりにあるループをペグダウンすると、耐風性が格段にアップします。かなりの暴風のなかで使用しても、びくともしませんでした。

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